【書評・解説】「嫌われる勇気」おすすめの一冊【紹介】

書評・おすすめ本

こんにちは、たちゃです。

今回は、サラリーマンにおすすめの一冊として

われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」を紹介したいと思います。

この本は、アドラー心理学のエッセンスを簡単に学ぶことができ

対人関係の悩みに関するヒントを得ることができる

非常に費用対効果が高く人生を変えてくれる一冊となっています。

サラリーマンに限らず、現代を生きるすべての人に一度おすすめしたい本です。

今回はおすすめ本の内容の解説と紹介をしたいと思います。

<こんな人におすすめの本です>

・人間関係で悩んでいる人

・過去の体験にとらわれ一歩踏み出せない人

・どうしても他人のことが気になって許せないことが多い人

嫌われる勇気ってどんな本?

「嫌われる勇気」はタイトルのショッキングさと

アドラー心理学をわかりやすく理解できる入門本として

2013年に出版された本です。

内容の普遍さと現代社会にも通ずる悩み解決のヒントの秀逸さにより

今なお書店に並び定期的にブームがきている長く読み継がれる本となりました。

内容も非常にとっつきやすく、難しさは全くなく

「哲人」と「青年」の会話で全編が構成されており

対話物語形式にて非常に読みやすい本となっています。

内容としては、哲人と青年の会話を通して

アドラー心理学の重要なエッセンスを吸収できるようになっており

読み終わった時には、「人生が変わるかも!」という期待感に包まれる

非常に快適な読後感を得ることができるので、読んでいて気持ちのいい本でもあります。

アドラー心理学のエッセンスまとめ

この本では、「哲人」と「青年」の会話を通じて

アドラー心理学の重要なポイントを学ぶことができます。

ネタバレしすぎない程度にいくつか紹介したいと思います。

トラウマなんてないんだ!

アドラー心理学では過去のトラウマを否定します。

今起こっていることや今悩んでいること、

それらは過去に原因があるのではなく

今の自分が目的として選んでいることなのです。

過去なんか関係ない、あるのは今の目的だけである。

過去のトラウマでこうなった!のではなく、

今の自分が今起こっていることを何等かの目的で選んでいるのです。

本書では「ひきこもり」の例が取り上げられています。

ひきこもりの人は、過去のトラウマや嫌なことが「原因」で

ひきこもってしまったと考えられていますが

アドラー心理学的に考えると過去に原因があるのではなく

「今、ひきこもるための目的」があるからひきこもるのです。

たとえば「人と関わりたくない」、「親の関心を引きたい」など

今、ひきこもるための目的があるので

ひきこもりという手段を選択しているというのです。

「原因論を否定」し、「目的論で考える」

過去は変えられません。

原因論で考えていてはずっと過去に縛られてしまいます。

目的論で考えれば過去の呪縛はなくなり、

いつでも、ここから、目的によって出発できる

未来に向かって進んでいけるのです。

承認欲求はいらない!

人から認められたい!すごい人だと思われたい!

そういった承認欲求をアドラーは否定します。

承認欲求なんて生きている上で本当に不要なものです。

人から認められたい!と思って日々の生活をしていると

結局は他人に認められることが目的化してしまい、

自分の人生を自由に生きることができなくなってしまいます。

承認欲求があるということは、

それは他人の人生を生きているということに近く、

自分の人生を目的をもって進むことは難しいのではないでしょうか。

他人に認められる生き方をしなければいけない

自分はすごい人間でなくてはいけない、

そういう考えは結局のところ自分を苦しくします

どう振舞ってもいい、他人から嫌われてもいい、

自分はすごい人じゃなくてもいい、

そう考え人から承認されることを捨てることにより

普通である勇気、嫌われる勇気を持つことから、

あなたの人生はスタートして輝いていくのです!

自分と他人の課題を分離する!

生きていく上で重要なのは

自分の課題と他人の課題とを分離することです。

何かの問題や悩み事がおきたときに

これは自分の課題なのか、他人の課題なのか

しっかりと考えることが必要なのです。

もしその問題や悩み事において

最終的に困るのが自分ではなければ

それは自分の課題ではなく他人の課題です。

他人の課題にかかわり続けると

結局のところ自分の課題がおろそかになったり

他人への執着が大きくなってしまって

自分の人生を幸せに生きることが難しくなってしまいます。

他人を変えることはできません。

課題の分離をしっかりと行い見極め、

変えられない他人よりも自分の課題に集中していくことにより

幸せに生きる第一歩が踏み出せるのです。

短い人生、他人の課題にかまっている時間はありません。

考え方が変わる「嫌われる勇気」

以上、述べてきたように

「嫌われる勇気」には人生を幸せに生きるための

重要なエッセンスがちりばめられており

この本を読む前と読んだ後では

世界の見え方がぐるっと変わってくるはずです。

本書は最終的には「他者貢献」の話にも言及されており

人生を幸せに生きるためのヒントが凝縮されています。

日々の生活で上司や同僚、客先との関係で悩んでいるサラリーマンはじめ

どんな人にも生きるためのヒントを与えてくれる素敵な一冊です。

ついつい他人に合わせてしまう、他人のために生きてしまう、

自分と他人との境界に悩んでいる、そんな人や、

過去のできごとについついとらわれて前を向けない人、

そんな人は特に人生がよくなる一冊ではないでしょうか。

多かれ少なかれ、人生が変わる一冊だと思います。

みなさんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか

あなたの幸せな人生を祈って!

それではまた!

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